トマトなどのハウス栽培で受粉作業を省力化するために利用されてきたセイヨウオオマルハナバチは、ハウスから逃げ出すなどして日本固有の生態系を脅かすとして2006年に特定外来生物に指定されました。
アレフでは2005年から契約農家の方々にセイヨウオオマルハナバチを使用しない栽培を呼びかけ、2008年7月には、このハチを使用する農場からのミニトマトの調達をなくすことができました。
また啓蒙の意味も含めて、野生化したセイヨウオオマルハナバチの駆除活動も積極的に行なっています。
昆虫を守る、知ることを通して、生物の多様性と生命、自然環境について考えるきっかけづくりをめざしています。各地で開かれる昆虫展への標本の貸し出しや展示のお手伝いなどをしています。
国内:シマフクロウ、クマゲラ、タンチョウなどが生息している道東の森75haを2000年に買い上げ保全しています。
中国:雲南省昆明に続くシルクロード沿いの谷で行なわれている野鳥の保護活動を支援しました(2002年)。
ニュージーランド:絶滅に瀕したカカポのために活動するナショナルカカポチームの活動を支援しました(2001年)。
「ふゆみずたんぼ」は、通常は冬の間は水を抜く田んぼに冬の間も水を張り、湿地的環境をつくり出す農法です。貴重な水鳥の生息地を創出する目的で東北地方で実践されるうち、イトミミズなどの生きものを増やして、稲作に対する効果(肥料分の供給、雑草の抑制、害虫の抑制)もあること、さらに地域や人々の暮らしの文化の再生に役立つことなどがわかってきました。
アレフでは、このような豊かな可能性を持つ農法を北海道にも広げたいと考え、2005 年秋に「ふゆみずたんぼプロジェクト」を結成しました。北海道恵庭市の自社実証田での実践と、北海道内への啓蒙と普及を2本の柱として活動しています。

2009 年からは、「生きもの豊かな田んぼ」の取り組みをはじめました。「生きもの豊かな田んぼのお米」を〈びっくりドンキー〉で食べていただくことで、田んぼの生きものとそれらが喜んで暮らせる環境を、お客さま、生産者とともに守っていくことが目的です。
田んぼの生きものに配慮した栽培方法(冬期湛水、ビオトープ、魚道の設置など)、田んぼの生きもの調査の実施、農薬と化学肥料を使用しない栽培などを基準として、2009 年は約10ha 分のお米を調達することができました。2011 年には100ha (〈びっくりドンキー〉全店調達量の約1 割)に広げる予定です。
