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特定外来生物セイヨウオオマルハナバチ駆除活動で外来種問題を伝える

毎年5月第3土曜日に開催する「外来種セイヨウオオマルハナバチ(以下セイヨウ)駆除 in 恵庭」。2020年は感染症拡大防止のため、一般参加者募集を控え、社内外の関係者7名のみで5月29日に実施致しました。合計45頭(女王バチ35頭、ワーカー10頭)を駆除し、「グリーンウェイブ2020」(註)への登録・報告を行いました。

同活動は2003年に開催した「北海道・ニュージーランド生物多様性シンポジウム」における講演者の発表により、ミニトマト栽培と外来種セイヨウの課題を知ったことから始まりました。世界に約250種いるとされるマルハナバチ類は、日本には15種、内北海道には11種類の在来種が存在するとされています。その北海道において外来種が与える影響を抑制することを期待し、2006年以降、恵庭市内やえこりん村(銀河庭園)で毎春、一般参加者と駆除活動を行いながら、外来種問題について伝えています(「生物多様性アクション大賞2018」つたえよう部門入賞

2008年より北海道との連携を始め、2014年より「北海道生物多様性保全活動連携支援センター(HoBiCC)」ならびに「北海道セイヨウオオマルハナバチ対策推進協議会(以下セイヨウ協議会)」とも活動を共催させて頂いています。こういった連携もあり、2019年運用が開始された「新セイヨウ情勢」の活用も行っていますが、本年度は、一般参加者を募らない活動としたため、映像の制作(以下リンク先)を上記「セイヨウ協議会(北海道など所属)」と行い、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)せいかリレー」へ登録・報告いたしました。

弊社がこれまで関わった活動の集計結果は、活動回数72回、駆除数1,218頭(女王バチ955頭、ワーカー246頭)、延べ活動人数470人です。その内、一般市民と共に行った駆除は、開催回数15回、駆除数858頭(女王バチ810頭、ワーカー48頭)、延べ参加者数442名(開催者スタッフ含む)です。(2020年6月9日集計)

2020年は、「国連生物多様性の10年」の最終年です。2020年以降も、企業活動が生物多様性の損失を増幅させないよう、このような活動を継続させていきます。

註)グリーンウェイブは国連が定める「国際生物多様性の日(5月22日)」前後に森林や植樹などとのふれあいを通じ、世界各地で生物多様性の理解や普及啓発をする活動です。日本では環境省・農林水産省・国土交通省・国連生物多様性の10年 日本委員会(UNDB-J)が、生物多様性の広報、教育、普及啓発のため3月1日から6月15日までの期間に、植樹など生物多様性保全に関わる活動の参加を呼びかけています。