認証・受賞

第1回いきものにぎわい企業活動コンテスト「農林水産大臣賞」を受賞しました

2010年06月

企業の生物多様性保全の実践的な活動を表彰し、その活動を国内および世界に発信することを目的に、経団連自然保護協議会等の主催、環境省、農林水産省などが後援して実施された「第1回いきものにぎわい企業活動コンテスト」の表彰式が、2010年6月19日に東京で行われました。
アレフは、生物多様性の保全に貢献し、持続可能で環境に負荷をかけない北海道版「ふゆみずたんぼ(冬期湛水水田)」の技術の確立と普及、環境教育などの効果を狙って2006年から取り組んできた「北海道ふゆみずたんぼプロジェクト」の取組が認められ、農林水産大臣賞を受賞しました。

活動概要

(1)北海道恵庭市にある自社敷地内に10aの実証田をつくり、ふゆみずたんぼ型の農法を社員が実践しながら、田植え、生きもの調査、稲刈りなどの年間の体験プログラムと定期的な調査を実施してきました。
新しくできた水田には年を追ってさまざまな生きものが訪れ、特にトンボは3年間で20種類を確認しました。
(実証田は現在もえこりん村「銀河庭園」の中で一般公開しており、体験プログラムも随時実施しています)

(2)NPOの指導者を招き、北海道内での農法としての実証、普及活動を行ってきました。フォーラム等の開催と、興味関心を持った農家の水田での栽培技術や生きものの調査を定期的に行い、企業、NPO、大学、行政、研究機関、一般市民など幅広い参加のもとで進めてきました。
調査水田では、慣行栽培との生きものの数の違いも明らかになり、レッドデータ記載種も発見されています。
(2009年からは、この活動は「生きもの豊かな田んぼ」の取組へと進化しています。取組農家のお米は、本年弊社レストラン道内3店舗で、提供されました。(昨年分は2010年5月で販売終了しております。))