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恵庭市からナタネの取り組みに感謝状

2017.12.15お知らせ

恵庭市長より、11年間にわたる恵庭市立島松小学校でのナタネを活用した総合学習への協力に対して、恵庭市の田中和紀氏と共に感謝状を贈呈されました。

ナタネを題材とした総合学習は2006年に田中和紀氏の休耕地を利用して島松小学校で開始されました。
年間を通じて農業、食、自然環境、リサイクルなどさまざまなことを学ぶ体験型の総合学習の授業として、春は畑にいる生き物について調べる学習、収穫・脱穀・油搾りの作業、採れたナタネ油を使ってフライドポテトを作る調理実習を実施してきました。
島松小学校を中心に、毎年1~2校が参加し、11年間で1500人を超える児童が一連の学習を体験しました。2013年にはこの取り組み「なたねプロジェクト 見て食べて楽しんで!使った油はリサイクル」が環境省のESD環境教育モデルプログラムに採用され、全国の小中学校、高校に同様の取り組みが広がりました。

この取り組みをきっかけに現在では恵庭市の小学校 8校、幼稚園 1校、保育園 5校で各家庭の廃食用油の回収を行っており、市民の環境配慮意識の高い地域づくりに子供達が貢献しています。

ナタネに関する学習は2017年度で終了となりますが、今後はえこりん村の「ふゆみずたんぼ」を使った稲作の学習や、田んぼの生き物について調べる自然体験学習など、新しい形で恵庭市との協力体制は続く予定です。

※ESDとは「持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)」の略。持続可能な社会の実現を目指し、私たち一人ひとりが、世界の人びとや将来世代、また環境との関係性の中で生きていることを認識し、よりよい社会づくりに参画するための力を育むための教育です。(北海道版ESD環境教育プログラムより抜粋)

恵庭市より感謝状を贈呈