グリーンウェイブ登録イベント完了のご報告
エコロジーテーマガーデン えこりん村を拠点とし、2018年のグリーンウェイブに登録した3つのイベントを開催しました。
・ 外来種セイヨウオオマルハナバチ駆除 in 恵庭
悪天候のため、開催日を翌日5月20日(日)に順延して実施としましたが、20名(内 子ども6名)の方にご参加いただき、今年の駆除合計数は43頭(女王36頭、ワーカー7頭)でした。
弊社では、2005年からセイヨウオオマルハナバチ駆除を開始し、今回を含めて駆除数は通算で1143頭になりました。毎年、女王蜂が新たに巣を作る時期に活動を行い、効率良く野生化したセイヨウオオマルハナバチに圧力をかけ、生物多様性の問題をいろいろな方に伝える目的で続けています。
長年の取り組みによりセイヨウオオマルハナバチの増加を抑制することに一役買えているのか、今年も在来種のエゾオオマルハナバチ、アカマルハナバチをたくさん見ることができました。
セイヨウオオマルハナバチについて
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/seiyou.html
・ふゆみずたんぼまつり
毎年恒例の銀河庭園内「ふゆみずたんぼ」で、去る6月2日(土)・3日(日)に田植えが行われ、合計で68名の方にご参加いただきました。
当「ふゆみずたんぼ」では恒例となる昔の道具 『コロ』を使って、苗を植える場所に印をつけ、早乙女によるデモンストレーションの後、多くのお客様に田植えをして頂きました。植えた苗の品種は、「赤毛」、「きたのむらさき(黒米)」です。
ふゆみずたんぼでは田植えから収穫の期間に生きものの観察会、北海道の特定外来種トノサマガエル駆除会も開催しております。
・ えこりん村の森づくり
気温の低い日でしたが、6月9日(土)に開催し、道内の中学生から大学生を含むおよそ50名が参加しました。北海道森林ボランティア協会の方とえこりん村の担当者から恵庭の森と環境に関わる歴史や、持続可能な森づくりについて、また森林の現状と森の多様性を支える生きものの説明、作業の内容や注意点などの説明がありました。またオイスカ北海道支部の引率によりフィリピンとタイから子ども親善大使も活動に参加しました。
えこりん村敷地内5ヘクタールの森の中で、間伐された木の運び出しや薪割など、楽しく森の手入れ作業を行いました。
昨年手入れした場所から様々な広葉樹が育っている様子も確認でき、放棄され一様化していく森を、多様な森として保全していくことにつながることを、体験を通して伝える機会としました。
えこりん村では、実際の体験を通して、生物多様性保全を身近に感じて頂けるよう普及啓発活動を行っています。
開催にあたりご協力頂いた各団体、ご参加頂きました皆様に、心よりお礼申し上げます。