お米の契約産地での「田んぼの生きもの調査」実施率100%達成!
ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」は、この度、お米の契約産地すべてで、年1回以上の「田んぼの生きもの調査」を実施いたしましたのでお知らせいたします。 これは、精米重量換算で年間約5,300トン※1、お客様約2,650万人分※2におよぶもので、当社が掲げる「食を通じて社会へお役立ち」の実現に向けた一歩となります。 ※1:2023年度 ※2:2023年度、炊飯後200g換算
■25年以上の歴史を持つ食材へのこだわり
びっくりドンキーでは、1990年代から食材の品質・原産地・安全性にこだわり、生産者の方々と共に歩んできました。特に、お米に関しては、特別栽培米よりも厳しい自社基準を設け、契約栽培を行っています。化学合成された殺虫剤と殺菌剤は使用禁止、農薬使用は除草剤1回以下という厳しい基準のもと、安全でおいしいお米を生産しています。また、生産者の皆さまには、適正な価格で継続的に商品を買い取ることで、安定した経営を支援しています。
■生物多様性保全への取り組み
2006年より、フランチャイズ店を含む全店で契約栽培米の提供を開始。さらに、2010年には、水田が生物多様性に優れた人工湿地でもあるという知見に基づき、「田んぼの生きもの調査」を開始しました。2016年には直営店用のお米の生産者を対象に、2023年にはフランチャイズを含むすべての契約生産者を対象に、年1回以上の「自身の田んぼの生きもの調査」を義務化。400軒以上の生産者が取り組んでいます。これにより、契約栽培米の全産地で、生物多様性の保全に向けた取り組みが定着しました。
■「田んぼの生きもの調査」とは
「田んぼの生きもの調査」は、水田に生息する多様な生き物を観察し、その種類と数を記録することで、水田の生態系を把握し、生物多様性の現状を把握する活動です。びっくりドンキーでは、この調査を通じて、生産者の方々に、水田が多くの生き物の宝庫であることを認識してもらい、生物多様性に配慮したお米作りを実践することを目指しています。
■生産者の自主的な取り組み
生産者の方々は「田んぼの生きもの調査」の結果を踏まえ、オタマジャクシがカエルになるのを待つ、ヤゴがトンボになるのを待つといった水田の水管理(中干の延期)など、生物多様性配慮項目に自主的に取り組んでいます。これらに取り組む生産者の方々は、現在約300軒にのぼります。
■お客様への体験学習の提供
お客様にも生物多様性の大切さを知っていただくため、以下の取り組みを行っています。
- 契約水田での体験学習:契約水田で「びっくりドンキー田んぼの生きもの調査」を開催し、お客様が実際に田んぼに入り、生き物を観察する機会を提供しています。
- えこりん村での稲作体験:北海道恵庭市のえこりん村において、稲作体験や生きもの調査を実施し、子どもたちが自然と触れ合う機会を提供しています。
- アニメーション「ふゆみずタンゴ」の公開:田んぼの生き物について楽しく学べるアニメーションをYouTubeで公開し、子どもたちの環境意識を高めています。
https://youtu.be/MUNMhiM6QmE?si=YX1hOZu6HJ_ohjzK
これらの取り組みを通じて、のべ1万人以上のお客様が、田んぼの生き物と触れ合い、生物多様性の大切さを学んできました。
当社では、「食は人を良くする」という考えのもと、お客様に安全でおいしい食事を提供することはもちろん、生産者の方々との連携を深め、食を通じて生物多様性保全に貢献できるよう、様々な取り組みを積極的に推進してまいります。