食品廃棄物削減の取り組み
各店舗から出る廃棄物で一番多いのは生ごみです。1店舗あたりで1日約20kg-30kgが排出されます。生ごみ処理機を店舗に導入しレストランから出る生ごみを捨てずに活用する取り組みからスタートし、現在はそもそも生ごみを出さない食品ロスの削減も含め、サプライチェーン全体で廃棄を抑制する活動を行っています。
食品ロス低減の取り組み
各店舗において小盛メニューの訴求やお子様完食応援イベント「もぐチャレ」など食べきり推奨運動を継続的に行っています。また、食品加工場ではハンバーグパティ製造時の廃棄ロス低減活動、歩留まりの改善活動を行っています。また、仕入れ食材においては、販売数に基づく在庫月数の管理や新たな産地を追加し品質不良のリスクを低減するなどし、廃棄量を抑制しています。
店舗における生ごみ処理機の活用とリサイクル
1997年に生ごみ粉砕乾燥処理機「ゼロワンダー」を導入開始しました。「ゼロワンダー」に入れた生ごみは、粉砕、発酵乾燥した後、黒い土のような資材(堆肥づくりの発酵促進材)に生まれ変わります。約2ヶ月に1度、全国13ヶ所にある協力牧場に運ばれ、敷わらや家畜のふん尿と混ぜ合わせ、発酵させることで堆肥が出来上がります。出来上がった堆肥は、自家利用のほか、園芸肥料として販売されています。
ゼロワンダー 導入数 89台稼働中 協力農場数 13箇所 (2020年9月現在)
また一部地域の店舗では、店舗の生ごみから作られた堆肥が、大根やお米作りに活用され、ハンバーグディッシュのサラダやライスとしてお店に戻ってくる活動(リサイクルループ)も行っています。
食品リサイクラーとの連携
生ごみ処理機の設置スペースがない店舗では、食品リサイクラーと連携しています。生ごみのまま回収され、食品リサイクラー施設にて肥料化やメタンガス化、炭化されています。全国4エリア、13店舗で実施中です。
商業施設内の店舗の連携
一部の大規模商業施設では施設全体において、生ごみを分別・回収することで、肥料化、メタンガス化、飼料化されています。